IT業界でエンジニアが働いていくときに重要なのが他との差別化を常に意識しておくことです。
他の何と差別化するのかと疑問に思うかもしれませんが、肝心なのは勤務先の企業における事業、自分自身の経験や能力という2つの観点になります。
まず、IT業界においては次々にベンチャー企業が登場してきていて、中小企業も大手企業も新しい事業を始める傾向があるのが現状です。
たとえば今はドローン業界が熱いです。
個人で使うだけでなく、環境調査や自然災害などでも活用されています。
活用方法が多いだけに、多くの企業でドローン開発を行っています。
しかしただドローンを開発するだけでは、他社と差別化できず顧客に利用してもらえなくなってしまいます。
速いスピードが出せる、操作が簡単など、他社のドローンとは違うと明確に示せる優位性があるかという視点を持って開発を進めるのが重要なのです。
これはドローンだけでなく、他の製品・サービスにも言えます。
この認識を現場のエンジニアが持っているかどうかは事業を継続できるかを左右する要素なので気をつけましょう。
※ちなみにドローン業界の賑わいに伴い、ドローンエンジニアの需要も高いです。興味がある方はこちら【ドローンエンジニアになろう!】でドローンエンジニアの需要や必要なスキルなどを見てみましょう。
いかに現場で働いているエンジニアが他社との差別化に関する認識を持っていたとしても、上層部の決定が開発やサービスの方向性を決めることは確かです。
もし優位性を生み出せるような事業になっていないと思ったらエンジニアは転職することもできます。
その際に他社からいかに優秀な人材として見てもらえるかによって待遇も大きく変わり、やりたいことができるかも大きく左右されることになります。
そのため、エンジニア本人も他の専門職とは違う長所を持ち、差別化を図ることが必要なのです。
自分をどんな形で成長させていくかを常に考え、目標を立てて色々な勉強をしていくことがエンジニアには欠かせないでしょう。