成果主義が強いIT業界の一長一短

欧米では成果を正当に評価する人事制度が確立されている企業が多く、成果主義の現場が目立ちます。
比較的新しい業界であり、外資系の影響を大きく受けているケースが多いIT業界の企業では外資系企業と同様に成果主義の傾向が強いのが特徴です。

成果主義の現場では社員が行った業務を定量的に評価して給与などの対価を決める仕組みが作られています。
エンジニアもその評価対象になるので企業への貢献度が数字で評価されて報酬が決まるという形で働くのが一般的です。

このような成果主義には一長一短があることが知られていて、エンジニアにとってはプラスに働くこともあれば苦労を強いられる原因になってしまうこともあります。

エンジニアにとってプラスになるのは成果に比例した形で給与が上がったり、昇進したりできることから仕事に対するモチベーションを上げやすいことです。
きっとこれを完成させれば成果が評価されて給与に反映されると思うと困難に立ち向かう気力も高まるでしょう。
苦しいときにも頑張ろうという気持ちを掻き立てる源泉になるのが成果主義の魅力です。

しかし、成果に対してこだわらなければならない状況があるのが苦労になりがちなのも事実です。
数値化される成果に着目して働いていかないといつまでも評価されずに苦しむ場合もあります。
大きく評価してもらえる可能性がある反面、成果にこだわって働けないと頑張っているのに待遇が良くなっていかないこともあるのです。